ナショナルGEO ウォーレス特集 2008.12読んだ。
ナショナルGEO ウォーレス特集 2008.12読んだ。
ウォーレスの人生についても書いてあって、面白かった。
ウォーレスは、マレー諸島からイギリスに帰ってきてからも
自分が興味を持ったことを、次から次へと精力的に取り組んだらしい。火星や心霊学とか。
ダーウィンよりも、わくわくする面白い人生を送ったんだろうな。
良かった。
ウォーレス線とは、東南アジア区とオーストラリア区の生物分布を分ける線
実際ウォーレスが集めた標本
貴重だ。
自分も、一番右のクワガタは、ボルネオで捕まえたのが載ってて嬉しかった。
右から2番目と、その左は、キャメロンハイランドで、19マイルのオランアスリーから入手。
1800年代のウォーレスも捕まえていたと思うと感慨深い。
ウォーレスがダーウィンに進化論の原案を送った手紙。
Dear Darwin
と書いてある。
1種類に付き6匹以上を捕まえて、
イギリス本国に送り、その資金で、旅をつづけた。
自分の分も採集していたらしい。多くの同種を捕まえているうちに、
微妙な個体の違いがあることに気づき、それが、鳥に食われずに、生き残った個体が
自然選択説になったらしい。それで、変化していったと。
なるほど。
ウォーレスが東南アジアをたどった経路も載っていた。凄い。
バリ島とその隣のロンボク島は、赤道直下で、気候も同じだけど、
生き物が違う。バリ島には、オウムはいない。東南アジア系の鳥しかいない。
昔から、海に深い溝があって、一度もつながったことが無いことを証明しているらしい。
南北アメリカは、中米でつながってしまい、動植物が入り混じって、
絶滅してしまった種類も居たみたいだけど、東南アジアはつながらなかったんだな。
それが、固有種を残してくれてラッキーだったなと思う。
面白かった。